企業のための防犯対策マニュアル|防犯大全 » 企業の防犯の基本【Q&A】 » 長期休暇中に企業が行うべき防犯・セキュリティ対策

長期休暇中に企業が行うべき防犯・セキュリティ対策

GWや年末年始といった長期休暇期間は、犯罪被害のリスクが高まるため、被害に遭わないような対策が必要です。ここでは長期休暇期間中に企業が実施すべき防犯・セキュリティ対策を紹介します。

部外者の侵入を防ぐ対策が必要

オフィスに人がいなくなる長期連休中は、部外者の立ち入り、情報漏洩などのリスクが発生します。オフィス内の顧客情報、従業員情報など、機密性の高い情報を守る必要があります。
部外者の立ち入りの対策となるシステムをいくつか紹介します。

入退室管理システム

カードリーダーを設置し、カードをかざさなければ施錠できない状態にすることで、部外者の入室を防止します。非接触型のカードリーダーを使用することで、カードさえ持っていれば素早く入室することができるため、普段から活用することが可能です。

リモート制御式キーボックス

書庫などの鍵管理にリモート制御式のキーボックスを使用することで、鍵の取り扱いができる人の制限や、入退室履歴の管理が可能です。非接触型カードリダーと連動したシステムを導入することで、退社した社員がいた場合は、不要なカード情報を削除するだけで対応が可能になります。

機械警備システム

建物外部に赤外線センサーや、警備中であることを知らせる表示を設置することで、抑止力になります。侵入者は建物の外観を見て侵入対象を判断しています。 警備中であることが分かれば、侵入対象から外れ、そもそも狙われにくい状態にすることができます。

侵入されないための対策をすることが重要

部外者の立ち入りの発生は情報漏洩に直結します。情報漏洩後の対策も必要ですが、そもそも侵入されないようにすること、侵入を抑止する対策を立てることが重要です。防犯会社には無料で相談できる会社もありますので、防犯のプロに相談して対策を整備することをおすすめします。このサイトではおすすめの防犯会社を紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

抑止?機動?監視?
企業のための防犯対策3選

その他、経営者・管理者ができる対策

長期休暇前

緊急連絡体制の明確化

事前に対策をしていても、急なトラブルが発生することが考えられます。不測の事態に備え、緊急連絡の体制や対応手順などを確認しておきましょう。関係者の連絡先が最新のものか確認しておく必要もあります。

休暇中のため連絡が滞る可能性も考慮し、連絡がつかない場合の緊急フローもあらかじめ取り決めておくと対応速度を早められるでしょう。

使用しない機器の電源OFF

長期休暇中に使用しないサーバをはじめとした機器の電源をOFFにしておきましょう。

長期休暇中の監視の目がないタイミングでは、不正アクセスの侵入経路として使われてしまう可能性があります。攻撃を検知したときは経営者や管理者にアラートメールが飛ぶようにしておけば、社外に居ても異変に気付けるでしょう。

持ち出し備品の管理リスト整理

長期休暇中、社外に機器を持ち出す場合もあるでしょう。PCにはさまざまな情報が入っているため、万が一紛失トラブルが発生したら大きな問題になります。事前に誰が・何を・何のために持ち出しているかなどを把握し、トラブル発生時すぐに対応できるようにしておきましょう。

OSやソフトウェアの修正・更新プログラムなどの適用

不正アクセスなどで狙われるのは、ネットワークやシステムの脆弱性部分です。そのためパソコンのOSやソフトの開発元から更新プログラムが提供された場合、なるべく早く適用させることが推奨されています。

長期休暇前には、脆弱性部分を無くすためにもOSやソフトウェアの修正・更新プログラムをチェックし、最新バージョンにアップデートしておきましょう。

長期休暇中の注意点について全社アナウンス

長期休暇中の情報セキュリティについて経営者・管理者だけの力では限界があり、現場の社員の協力が必要です。「長期休暇中の注意点」を資料にまとめ、全社にアナウンスしておきましょう。各社員の防犯意識を高めることで、不用意な情報漏洩の回避につながります。

長期休暇明け

OSやソフトウェアの修正・更新プログラムなどの適用

長期休暇中に修正・更新プログラムが公開されている場合があります。休暇前に行うことと同じですが、休暇明けもOSやソフトウェアの修正・更新プログラムなどをチェックし、早めに適用しましょう。また定義ファイルの更新も行って、最新の状態に保つことが重要です。

サーバなど各種ログの確認

休暇中にサーバなどの機器に対する不審アクセスが発生していなかったか、各種ログを確認しましょう。不審なログが見つかった場合は、調査を始め、早急な対応が必要になります。

個人が行うべきこと

長期休暇前

勤務先のセキュリティポリシーやガイドラインを確認し、遵守する

会社から貸与される機器やデータの持ち出し、外部からの社内ネットワークへの接続は、勤務先に認められている場合のみ可能となります。会社に無断で行うと、懲戒の対象になる恐れも。情報漏洩が生じると、損害賠償を請求される可能性があります。

勤務先のセキュリティポリシーやガイドラインをしっかり確認し、必ず守るようにしましょう。

緊急連絡体制と対応手順を押さえておく

トラブルが発生した場合迅速に対応できるよう、緊急連絡体制や対応手順を確認しておきましょう。対応内容が更新されている場合もあるので、最新のものを把握しておく必要があります。

長期休暇明け

メールのチェック

長期休暇明けは大量のメール対応に追われる人も多いでしょう。メールは慎重にチェックをし、不用意にURLリンクや添付ファイルを開かないよう気を付ける必要があります。

不審なメールを見つけた場合、担当者に連絡して指示を仰ぎましょう。

持ち出し機器のウイルス検索

社外に持ち出していたPCやスマホ、USBメモリなどのウイルス検索し、セキュリティーソフト・アプリを最新の状態にしてスキャンを実行しましょう。万が一感染が疑われる場合は自分で何とかしようとせず、会社で定めている手順通りに対処します。

OSやソフトウェアの更新プログラムをチェックし最新にする

個人でも自身のパソコンについてOSやソフトの更新プログラムの有無を確認し、必要に応じて適用します。ただし企業によってルールが異なるため、勤務先の規定に従って行いましょう。

まとめ

長期休暇の時期は普段とは違う状況になりやすく、どうしても抜け漏れが発生しがちです。だからこそ経営者や管理者は、休暇中もセキュリティ体制の維持と従業員への危機意識の周知を行うなど防犯対策を施す必要があります。長期休暇の時期も、高いセキュリティ意識を持つことが大切です。

とはいえ、社内で実施できる対策には限界があることも事実。防犯対策のプロに相談し、普段からセキュリティを整備しておくことをおすすめします。

防犯に関する知識が豊富な「防犯設備⼠」が在籍していて、全国対応している会社の中でも、お客様の悩みを解決した事例をHPに掲載している会社を業務形態別に紹介します。

抑⽌⼒
侵入を防ぐためのコンサル
セキュリティハウス
・センター
屋外の備品を盗もうとして防犯設備に見つかる犯罪者のイラスト
POINT

泥棒が侵入しやすい箇所の対策を無料でコンサル

赤外線センサー・防犯カメラ等の見せる防犯で抑止

センサーで発見し、音と光で撃退させるWの防犯

資格在籍数
防犯設備士 617人
総合防犯設備士 64人

セキュリティハウスに
無料の防犯診断を依頼

詳細を見る

機動⼒
トラブル発生時の対応力
セコム
銀行などに強盗が押し入り、警備員が駆けつけている様子のイラスト
POINT

異常発生時には全国どこでも素早く駆け付け

サポートセンターによる24時間監視で早期発見へ

その場で対応できる常駐警備サービスも提供

資格在籍数
防犯設備士 記載なし
総合防犯設備士 記載なし

セコムに
一括資料請求を依頼

詳細を見る

監視力
死角が多くても徹底監視
アルコム
万引きをしようとして防犯カメラがあることに気づき、焦る犯罪者のイラスト
POINT

手元まで見られる防犯カメラで小さな犯罪も見逃さない

環境に合った防犯カメラで証拠映像も鮮明に

多様なカメラ遣いで死角をなくす

資格在籍数
防犯設備士 29人
総合防犯設備士 記載なし

アルコムに
無料の相談を依頼

詳細を見る

■選定基準…公益社団法人 日本防犯設備協会正会員の企業のうち、企業向けの防犯対策サービスを提供している47社を調査。その中でも、防犯に関する知識が豊富な「防犯設備士」が在籍していて全国対応している会社の中で、お客様の悩みを解決した事例をHPに掲載している会社。

※参照元:公益社団法人 日本防犯設備協会(https://www.ssaj.or.jp/jssa/member_sei.html