美容室・サロンの防犯の注意点

「まさか自分のお店が狙われるわけない」と思っている方は多いかもしれませんが、店舗は窃盗・盗難被害の恰好のターゲットになることがあります。ここでは防犯対策として注意しておくべき点などについて紹介・解説します。

書き入れ時の美容室・サロンの注意点

お店が休んで人がいなくなるタイミングはもちろんですが、店内が混雑するような書き入れ時も不審者や窃盗犯に狙われることがあります。店内が混雑していると各スタッフの注意もさまざまな方向に振られるため、細かな変化や違和感に気づかなくなるためです。サロンには売上金や顧客情報など大切なものがたくさんあるでしょう。ぞのため、そういった慌ただしい時期にはさまざまなことに注意を払っておく必要があり、事前に準備しておくことも必要です。

備品管理の徹底

美容室やサロンでは施術用のイスやシャンプー台、パーマ用の機器、ドライヤー・アイロン、インテリアなどさまざまな設備・備品が準備されているでしょう。こういった備品はお店の雰囲気に合わせたお洒落なモノを準備するため、盗難されるとネットオークションなどで簡単に転売されてしまいます。消耗備品も未使用であれば簡単に転売することができてしまいますので、どこに何を保管しておくのかも含め、しっかりと備品・消耗品管理を行うようにしましょう。

個人情報の管理

マーケティングにおいては「顧客データ」は大切なノウハウの一つになります。特に美容室やサロンのような1対1で施術を行い、新規顧客をいかにしてリピーターにするかという業種においては宝ともいえるでしょう。さらに昨今においてはそもそも個人情報の取り扱いに気をつける必要があり、盗難された・流出したなんていうことが発生した際には単なる盗難の損害に終わらず店舗の評判も悪くなってしまいますので、個人情報管理にも最新の注意が必要です。

窃盗被害を防ぐ対策

ここまで触れたような備品・消耗品や顧客データはもちろん、売上金の盗難にも注意が必要です。珍しい備品や自社のオリジナル製品であれば転売されても足がつく可能性がありますが、お金の場合はそのまま支払いに使えるうえに誰のお金かが基本的には分からないため取り返すのはより一層困難です。そのため防犯カメラやセンサーなどといった防犯関連機器の導入や盗難が困難になる金庫の導入、セキュリティサービスの導入なども検討しましょう。

自主管理機械警備システムの導入を検討しましょう

店舗のセキュリティ対策として導入されがちな警備システムですが、これは大きく分けて警備会社に委託して導入するシステムと自主管理機械による警備システムの2つが存在します。警備会社に委託するケースであれば機器の設置や運用・管理などは全てお任せすることができるためオーナーは手を動かす必要がありません。侵入者を検知した場合には、警備員が現場に駆け付けたあと警察やオーナーに通報するため、被害にあった際にはスムーズな対応が期待できるでしょう。

一方で自主管理機械の警備システムでは侵入者を検知するとサイレンなどの威嚇警報を鳴らし、その場で被害が発生することを防ぐ抑止力にもなりうるでしょう。基本的には機械を購入して自分たちで設置するという手間が必要になるため警備会社への委託の方が簡単に対応はできますが、それぞれの特徴としては「発生時に対応する」か「被害を未然に防ぐ」かの違いがあります。自分の店舗にはどちらのシステムの方が合っているかを考え、導入を検討しましょう。

防犯のプロに相談しましょう

お店の運営においては売上のこと・仕入のことなど色々なことを考えなければならないため、被害にあったことがない場合には防犯対策がおろそかになりがちです。しかしながらここまで説明した通り、美容室やサロンはあらゆる危険にさらされることがあるため何らかの対策は講じておいた方がよいでしょう。どんな業務でも外注できるプロがいるように、防犯においても専門業者が存在します。このサイトではおすすめできる防犯業者を紹介していますので、気になる方はぜひチェックしていってください。